私たちはボートに乗船して、2週間に一度は医師が診療に、

1週間に一度は療法士がリハビリテーションに

「飛島」という離島を訪問しています。

島の人口の約60%は高齢者。いままでは腰の曲がったお年寄りが、

船にユラユラ揺られて本土まで通われていました。

危なっかしくてたまらない。

ならば、医師や療法士がこちらから定期的に出かけて行けば、

みんなが気を揉まずに済む。そう思って始めたのです。

当初は、診療所も民宿も改造したものに過ぎませんでした。

むろん本当に大事が起きた時には本土まで人を運びます。

ここでは救急車だってボートです。

大変そうに思うでしょう。

でも、スタッフの帰ってきた時の目の輝きが違うのです。

お世話をしている私たちの方が心を癒されてしまう。

今では、私たち自身、本当にやってよかったと、逆に感謝しています。

だって手打ちうどんまで打って、

待っていてくれる患者様なんてそういないと思うのです。